
【ハーブ事典】レモン
2025.06.14
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■レモンとは?

英名: Lemon
和名: 檸檬(レモン)
学名: Citrus limon
植物分類: ミカン科ミカン属
花言葉: 「誠実な愛」「心からの思慕」「熱意」
レモンの特徴
レモンはインド北部〜ヒマラヤ東部および中国南部周辺が原産とされる常緑低木で、日本では広島県で多く栽培されています。
白く可憐な花を咲かせ、黄色く楕円形の実をつけます。果皮には芳香成分を多く含み、精油(レモンオイル)として抽出されます。 精油にはリフレッシュ効果や抗菌・整肌効果など、さまざまな働きが期待され、美容やスキンケアにも活用されています。
■レモンの歴史・エピソード


レモンは、紀元前の地中海沿岸地域において貴重な薬用果実として知られており、特にビタミンC補給の手段として広く用いられてきました。
15世紀〜17世紀の大航海時代には、壊血病(ビタミンC欠乏症)を防ぐためにレモンを積み込んでいたという記録も残っています。 また、レモンの香りは多くの人々に愛され、古代エジプトやギリシャでは香りのする果実として宗教儀式などにも用いられた歴史があります。 現在では「リフレッシュ」「清潔感」「明るさ」といったイメージを象徴する香りとして、多くの製品に使用されています。 日本のレモン栽培は1874年(明治6年)に静岡県で開始され、ほどなくして静岡と気候的にも近い和歌山県に伝わったとされます。
日本一のレモン生産量を誇る広島県には、1899年(明治31年)に和歌山県からネーブルの苗木を購入した際、レモンの苗木3本が混入しており、その苗木を試植したのが始まりといわれています。
■レモンの効果・効能
レモンには、美容や健康にうれしいさまざまな成分が含まれています。
〈レモンの主な作用>
・抗酸化作用
・美白サポート(整肌)
・収れん作用
・皮脂バランス調整
・抗菌・抗炎症作用
・血行促進
・リフレッシュ・リラックス効果
とくに注目されるのは、ビタミンCとクエン酸の豊富さです。 ビタミンCは肌の明るさを保ち、紫外線や乾燥などの刺激から肌を守る働きが期待されています。クエン酸はレモン独特の酸味を出す成分で、疲労回復や体の酸性化を防ぐなど、様々な健康効果が期待できます。
■レモンの楽しみ方


ここからは、レモンの活用方法をご紹介します。
手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、是非参考にしてみてくださいね。
アロマオイル・ディフューザーに
ハレモンの精油は、柑橘らしいすっきりとした香りが魅力。精油に含まれる「リモネン」は、気分を前向きに整えたり、リフレッシュしたいときにぴったりの芳香成分です。
アロマディフューザーに数滴垂らすだけで、空間に明るく前向きな空気感をもたらします。 気分を切り替えたい朝や、集中したい仕事・勉強時間にもおすすめです。
スキンケアとして
レモン果皮エキスや果汁には整肌作用や収れん作用があり、洗顔料や化粧水、UVケア製品などに用いられています。また、レモンがもつビタミンCは、肌の酸化を防ぎメラニン色素の生成を抑えるため、美白効果も期待できます。
飲用として
温かいお湯にスライスしたレモンを加えた「ホットレモン」や「レモンウォーター」は、ビタミンCとクエン酸を手軽に取り入れられる方法です。 体を内側から整えるお供として、ぜひ日常に取り入れてみてください。
■毎日のスキンケア・頭皮ケアに
レモンは、肌や体を整えるだけでなく、気持ちの面でも明るさや前向きさをもたらしてくれる、心強い存在です。 自然由来の植物の力を借りて、日々のスキンケアやセルフケアを心地よく整えてみませんか?
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