
【ハーブ事典】レモンバーム
2025.10.30
- 関連記事
- ハーブ事典

今回は、レモンバームの歴史や特徴、そして暮らしに取り入れる方法をご紹介します。
- TOPICS
■レモンバームとは?

 
    
英名:Lemon Balm
和名:コウスイハッカ(香水薄荷)セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)コウスイヤマハッカ(香水山薄荷)
学名:Melissa officinalis 植物分類:シソ科メリッサ属
花言葉:「思いやり」「同情」「共感」
 
レモンバームの特徴
レモンバームは、地中海沿岸を原産とする多年草のハーブです。 ミントによく似た柔らかい葉は、軽くこするとミントやレモンのようなさわやかな香りが立ちのぼります。 古くは、ミツバチの蜜源植物として栽培され、夏になると咲く白い小さな花に、ミツバチたちが群がる姿が見られたといいます。 学名の「Melissa(メリッサ)」は、ギリシャ語で「ミツバチ」を意味しています。
現代でも養蜂家たちは、ミツバチを呼び寄せるために巣箱にレモンバームをこすりつけるそうです。 “ 心を癒すハーブ ” として愛されてきたレモンバームは、その香りに心を落ち着かせる力があると信じられてきました。 現在ではハーブティーやエッセンシャルオイル、スキンケアなど、暮らしのさまざまなシーンで親しまれています。
 
■レモンバームの歴史・エピソード

    
中世ヨーロッパでは、レモンバームは “ 生命のエリキシル(不老不死の万能薬)” として知られていました。その香りの清らかさと、心を穏やかに整える働きから、修道院や王族たちの間で特別な薬草として大切に扱われていたのです。 16世紀には、錬金術師パラケルススが「レモンバームは心を若返らせるハーブ」と記しており、 当時の人々は、香りを吸い込むことで心身の調和を取り戻す “ 癒しの薬 ” と考えていました。
また、修道女達はレモンバームを使った薬用リキュールを作り、疲れや緊張を感じたときに少量を口にしていたといわれています。現代でもスイスのドゥヴリエにあるカルメル修道会では「カルメル水」として作り続けているそうです。 レモンバームは、時代を経てもなお “ 心を軽くするハーブ ” として多くの人に愛されています。
■レモンバームの効果・効能

レモンバームは、美容や健康にうれしいさまざまな成分が含まれています。
〈レモンバームの主な作用>
・保湿効果
・鎮静
・抗菌
・肌荒れケア
・睡眠誘導作用
・リラックス効果
・ストレスの緩和  
 
レモンバームの香りは、心を落ち着かせながら前向きな気持ちを呼び覚ますような明るさをもたらします。また、保湿や整肌をサポートする成分を含むことから、スキンケアにも用いられ、肌をうるおいで満たし健やかに保ちます。
■レモンバームの楽しみ方

    
ここからは、レモンバームの活用方法をご紹介します。
手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、是非参考にしてみてくださいね。
香りで楽しむ 
ディフューザーやアロマストーンにレモンバームの精油を数滴たらすことで、さわやかな香りが空間を包み込み、心を明るくリフレッシュしてくれます。 朝の目覚めや気分を切り替えたいときにおすすめです。
スキンケアに取り入れて
レモンバームのエキスや精油を配合したスキンケアは、 乾燥やゆらぎを感じやすい季節にも、肌をすこやかに保つサポートをしてくれます。やさしい香りに包まれながらスキンケアを行うことで、 肌も心もゆったりとほぐれる時間を過ごせます。
■毎日のスキンケア・頭皮ケアに
忙しい日々の中でも、心を穏やかに整えてくれるレモンバーム。そのやさしい香りは、自然と深呼吸したくなるような心地よさをもたらしてくれます。 植物の力を暮らしに取り入れながら、日々を丁寧に重ねてみませんか。 ぜひ、ネイチャーズウェイの「レモンバーム」配合のアイテムもチェックしてみてください。
是非、ネイチャーズウェイの「レモンバーム」配合のコスメもチェックしてみてください!










