
【農場でハーブ講座】水蒸気蒸留の実演を見学!
2025.09.29
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■明野ハーブ農場では、生命力の高いハーブが育つ

まずは、改めて明野ハーブ農場について少しご紹介します。
明野ハーブ農場があるのは「山梨県北杜市明野町」。
日本一日照時間が長いといわれていて、昼夜の寒暖差が激しいことから、植物にとってはとても過酷な環境にあります。
それでも植物は、人間や動物のように移動することができないため、どんな過酷な環境でも自分の力で耐え忍ぶしかありません。
そんな過酷な環境だからこそ、植物自体の生命力が力強く育つと考え、この明野町でハーブ作りがはじまりました。

明野ハーブ農場では「有機栽培」を行い、有機JAS認証も取得しています。そのため、使う肥料も化学肥料ではなく、すべて手作り。
不要になった植物の部位を積み重ねて自然発酵させ、堆肥をつくっています。
この栄養満点の堆肥を畑に混ぜ込むことで、有機物や微生物の豊かな土ができ、生命力の高い植物が自ら育つようになるそうです。
栽培中だったハーブの一部

このときは、トウキンセンカ・アルテア・エキナセア・ゼニアオイ・セイヨウノコギリソウ・ジャーマンカミツレ・オウゴン・コンフリーなどのハーブがすくすく育っていました。
ほとんどのハーブが、ネイチャーズウェイの製品の成分に使われています。
色鮮やかなトウキンセンカやエキナセアは特に圧巻で、まるで映画の世界に迷い込んだようでした。

↑トウキンセンカ
よく見ると、ミツバチが蜜を吸っています。

↑エキナセア
人の背丈と同じくらいの高さまでまっすぐと伸びていていたエキナセア。
ここにもたくさんのミツバチや蝶々が集まってきていました!
■ハマナスの水蒸気蒸留の実演

水蒸気蒸留とは、植物から精油を取り出す抽出方法のひとつ。
画像の装置は、この水蒸気蒸留法を再現したものです。今回は、ナチュラグラッセの「スキントリートメント ファンデーションN」のキー成分でもあるハーブ"ハマナス"で実演いただきました。

水蒸気蒸留は、水と植物を加熱し、植物から出た蒸気を冷やすことで精油を抽出します。
画像の渦巻き状の管が冷却装置。鍋で沸騰させたお湯とこの管との温度差で抽出されます。
精油は水に溶けないため水分と油分の2層にわかれ、この油分が精油に。副産物の水分は「ハーブウォーター」といわれ、化粧水などのスキンケアやヘアケア製品など、さまざまな化粧品のベースに使われます。

このときできあがったハマナスのエキスは、"ハーブそのもの"と言っても過言ではない、フレッシュでナチュラルな香りでした。
新鮮な状態で密閉したものをお土産としていただいたので、その日の夜、プレ化粧水として使ってみましたが、肌がすっきりさっぱりとして、とっても心地よかったです!
※ナチュラグラッセで使われているハマナスは、北海道の興部町で栽培されているハマナスを使用しています。
\ ハマナスの効果効能について /
■まとめ
自然の恵みをダイレクトに肌で感じた、貴重な体験をしました。
ここで育ったひとつひとつの植物のエキスは、ネイチャーズウェイの製品の一部として皆さんのもとへ届けられます。 大自然の中でたくましく育ち、美容効果も最大限に引き出された植物のちからを、ぜひ肌で味わってみてください!

執筆者
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
さくらい
飲食店やアパレル店の接客経験を経て、 化粧品の販売スタッフとしてネイチャーズウェイに入社。現在はSNSやコラムの執筆を担当。趣味は美味しいお酒と映画。
\ 明野ハーブ農場についてもっと詳しく /
自社農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。