【農場だより】畑の肥沃化チャレンジ 夏バージョン

2025.08.29

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農場だより 

ネイチャーズウェイの製品には、自社農場にて栽培したハーブが使われていることをご存じですか?農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。

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■緑肥テスト夏バージョン!

今年の夏も異常な暑さですね。名古屋では昨年最多だった猛暑日を軽く超える予想がでているくらいです。 さて今回は複数品目をミックスした夏バージョンの緑肥テストを開始したのでそのお話です。固定概念に捕らわれず、何が適しているか試行錯誤しています。

今回使用した混合種子は初夏から秋に播種するイネ科、アブラナ科、キク科、マメ科、アマ科、タデ科から選ばれた10品目をMixしたものを用いました。

有機物を豊かにするのはもちろんのこと、複数種類使用することで連作などの生理弊害を抑制し、植物の栄養となる窒素分や日本の土壌では不足がちなリン酸を地中に取り込み植物の生長を助ける者、地中の通気性向上のため深く根を張り地盤を貫く働きをする者、そして植物の生長を助ける菌根菌の増殖に寄与する者などそれぞれが各々の役割をもって構成されています。

初回はセオリー通りに中耕(草地を軽く耕す)してから種をまきました。

▲きれいに分散して種まき出来ました(10種類中8種類が画角にあります)。播種後、覆土(ふくど)して種子の上から土をかけて種まき作業は完了。
例:① ひまわり

  

種まき1か月後、キク科のひまわりは早くも草丈が110cmを超えて小さなつぼみが出来てきました。 
ひまわりは110cm超え。複数のつぼみが確認でき多花性品種のようです。

  

ひまわりの足元にはタデ科の「そば」が花を咲かせていました。白い花が「そば」の花です。

初回播種から1週間遅れて不耕起(あえて耕さない)とどうなるか?テストしてみました。良い結果が得られなのはわかっていますが、ROに向けて少しでも良い結果が得られるように

・その1:不耕起なので、草が生えている状態の畑に播種規定量より多くの種子たちを播いて発芽数アップを目指す
・その2:種まき後、草を刈り倒して上から覆うことで夏の乾燥対策
・その3:スプリンクラーを使って発芽に必要な水分を全体に散布



以上、3つを取り入れながらテストを開始しました。

3週間後、まだ途中経過ですがここまでを見る限りご覧のように草がボーボー!

水を撒いたことで発芽までの数日間に雑草が勢いよく生長を再開し、種子から発芽しても雑草が密生していることで太刀打ちできなかったものと推測されます💦

この経過から播種後の草刈りを「刈り倒し」ではなく、「粉砕」することで発芽後の生長の妨げを抑制できるかもしれません。
ROを目指し圃場有用微生物たちの理想的保全や作業省力化の可能性探索のため、七転八倒しながらも挑戦は続きます!

ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について

明野ハーブ農場

明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。

農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。

エキナセア
セイヨウノコギリソウ
ゼニアオイ
アルテア
タイム
ラベンダー
オウゴン
セージ

▲農場で栽培しているハーブの一部です

■国が認めた「有機JAS認証」を取得
有機JAS認証

さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。

<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。

<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査

日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。

スタッフ紹介

開発調査室
山口 浩

高校・大学で農業を学び、卒業後他業種に就職するもハーブの香りが忘れられず、ハーブに関われる植物化粧品を扱うネイチャーズウェイに入社。自社のハーブ農場も開園し、ハーブに囲まれ、ハーブに向き合い、ハーブ三昧な日々を送っています。