
【ハーブ事典】イランイラン
2025.12.19
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■イランイランとは?


英名:Ylang Ylang
和名:イランイランノキ
学名:Cananga odorata
植物分類:バンレイシ科イランイランノキ属
花言葉:「永遠の愛」「乙女の香り」「誘惑」
イランイランの特徴
イランイランは、東南アジアを原産とする常緑高木で、熱帯のあたたかな気候のもとで育ちます。 春から秋(5月〜10月頃)になると、星のように細長い花びらをもつ黄緑色の花を咲かせ、 開花とともに、濃厚で甘い南国を思わせる芳香を放つのが特長です。 花から採れる精油「イランイランオイル」は、香りの強さと奥行きが魅力で、香水をはじめとするフレグランス分野でも古くから重宝されてきました。甘く濃厚でエキゾチックな香りは、夜に咲く花を思わせるような深みがあり、気持ちを落ち着かせながら女性らしさを引き立てる香りとして知られています。
■イランイランの歴史・エピソード


イランイランは、古くからフィリピンやインドネシアなどで特別な花として扱われてきました。現地では、新婚初夜のベッドにイランイランの花びらを散らす風習があり、「幸福」「愛」「官能」を象徴する花として大切にされていたといわれています。 芳醇な香りは、クレオパトラや楊貴妃も好んだといわれ、19世紀には、その甘美な香りがヨーロッパにも伝わり、高級ブランドの香水の原料として採用されたことで、一躍注目を集める存在となりました。現在でも、多くのフレグランス製品に欠かせない存在となっています。 このようにイランイランは、時代や文化を越えて “ 心を満たす香り ” として、人々に寄り添ってきました。
■イランイランの効果・効能

イランイラン、美容や健康にうれしいさまざまな成分が含まれています。
〈イランイランの主な作用>
・リラックス作用
・リラックス作用
・ホルモンバランスの調整br> ・皮脂バランスの調整
・血行促進
・気分の落ち込みをやわらげる
甘く深みのある香りは、緊張をほどき、気持ちを穏やかに導いてくれます。 その一方で、甘さとは対照的に、蚊などが嫌う成分を含んでいることから、天然の虫よけとしても利用されてきました。 また、血行を促し、ホルモンバランスをととのえる働きが期待されることから、育毛剤やヘアケアにも用いられています。皮脂バランスをととのえる作用も知られており、スキンケア・ヘアケアの両面で幅広く活用されています。香りによってお手入れ時間を心地よく演出してくれるとともに、優れた効果効能を発揮するのは、イランイランならではの魅力です。
■イランイランの楽しみ方


ここからは、イランイランの活用方法をご紹介します。
手軽に日々のライフスタイルに取り入れることができるので、是非参考にしてみてくださいね。
香りを楽しむ
イランイランの香りは、深呼吸したくなるような濃厚さが魅力。バスタイムや就寝前に香りを嗅ぐことで、1日の緊張から解き放たれるひと時を楽しめます。
ヘアケア・スキンケアに取り入れて
イランイラン配合のアイテムは、香りを楽しみながらケアできるのが特長です。 肌や頭皮をやさしくととのえ、気分まで満たされるようなお手入れ時間を演出してくれます。
■毎日のスキンケア・頭皮ケアに
甘く華やかな香りで、心と肌に寄り添ってきたイランイラン。可愛らしい花には、気持ちをほどき、日常を少し特別にしてくれる自然の恵みが詰まっています。
ぜひ、ネイチャーズウェイの「イランイラン」配合アイテムもチェックしてみてください。










