ブースター化粧品とは?効果やオイルの種類、選び方を徹底解説!

2024.12.23

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ブースター化粧品は、その後に使う製品のスキンケア効果をより高めるためのアイテムです。「ブースターって私に必要?」「実際にどんな効果があるの?」そんな疑問をもとに、ブースター化粧品の種類や肌への効果、選び方などを解説していきます。
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ブースター化粧品とは?

ブースター化粧品は、化粧水の前に使う導入アイテムで、「導入美容液」ともいわれています。

そもそも「ブースター」とは、元々ワクチンなどの追加投与のことを指す言葉。英語では、「後押し」や「促進」といった、人や物事を手助けすること、その能力や効果をより高めることを意味します。

つまり「ブースター化粧品」とは、「スキンケアの効果をさらに高める化粧品」ということ。 洗顔後すぐの保湿ケアをする前に使用することで、化粧水や美容液、乳液などの肌への浸透*を高め、それぞれのスキンケア効果をさらに引き出すことができるのです。

ブースター化粧品にはさまざまなタイプのアイテムがありますが、一見化粧水の成分をはじいてしまいそうな「オイルタイプ」のブースターも主流。乾燥肌の方にはもちろん、どんな肌質の方にもおすすめのタイプです。今回は、そんな「ブースターオイル」にフォーカスして詳しくご紹介します。

* 角質層まで

ブースターオイルの役割

ブースター化粧品には、オイル、ローション、美容液、乳液などさまざまなタイプがありますが、どのブースター化粧品も「肌に美容成分を直接届ける」のが目的ではなく、「その後に使うスキンケアアイテムの浸透*をサポートする」のが目的です。

 

 

化粧水をつけたとき、「肌の表面にとどまって、なかなか浸透していかない…」といった経験はありませんか?それは、もともと皮膚に存在している皮脂が、化粧水の水分をはじいてしまっているのが原因のひとつ。水と油が交わらない性質のために起こる現象です。

ブースターオイルは、その水分と油分をオイル成分の力でなじみやすくすることで、化粧水の浸透*をサポートする役割を持っています。

* 角質層まで

ブースターオイルのメリット

 

・肌をやわらかくする

ブースターオイルに配合されているオイル成分が肌の皮脂と適度になじんで角質層に浸透することで、肌表面を柔らかくします。

肌が乾燥していたり、角質層が厚く固くなることで肌にゴワつきを感じる方は特におすすめです。

 

・化粧水の浸透*を高める

乾いてパサパサになってしまった固い土に少量の水をあげても全体に水が浸透しないように、肌が乾いて古い角質層が積み重なっていると、化粧水も隅々まで浸透しづらくなります。

ブースターオイルを使えば、肌をやわらかくしっとりさせることができるので、化粧水の浸透を助けてくれるのです。

* 角質層まで

 

・うるおい効果アップ

ブースターオイルは、化粧水の角質層への浸透をアップさせるだけでなく、肌に与えた化粧水のうるおいを保つ効果も高まるため、より長時間乾燥から守ることができます。「いくら化粧水をつけてもすぐ乾燥してしまう…」とお悩みの方は、是非ブースターオイルを化粧水の前にプラスしてみましょう。

 

ブースターオイルのデメリット

 

・塗りすぎは化粧崩れやニキビの原因になる

ブースターオイルの塗りすぎは、単純にオイル過多により、肌になじみきらなかったオイルが肌表面に残り、ベタつきや化粧崩れ、ニキビの原因になります。

 

・オイルの酸化に注意が必要

オイルの酸化もニキビや肌荒れの原因に。必ず使用期限を守り、開封後は半年以内を目安に使い切りましょう。

 

・ブースターに向かないオイルもある

ブースターオイルはオイルであれば何でも良いというわけではありません。 「ワセリン」や「ミネラルオイル(鉱物油)」は、肌をラップのように覆って保護する効果が高いため、ブースターオイルには向かない油性成分です。

 

ブースターに適したオイルの種類

 

ブースターオイルには、植物オイルの「油脂」が向いています。

オイルでありながら肌に浸透*する成分で、スーッと肌になじんでいくため、化粧水の浸透*もサポートしてくれます。

ここからは、ブースターオイルに特におすすめのオイル成分をピックアップしてご紹介します。

* 角質層まで

バオバブオイル(成分名:バオバブ種子油)

「生命の木」と言われるバオバブは、数か月間雨が降らなくても枯れないたくましい植物。
そんなバオバブから抽出したオイルは、水となじみやすく、水を抱え込んで離さない性質があるため、まさにブースターオイルにぴったり。
「魔法のオイル」とも呼ばれるほど、バオバブオイルには高い保湿力や美容成分も豊富に含まれています。

マカダミアナッツオイル(成分名:マカデミア種子油/マカデミアナッツ油)

マカダミアナッツオイルは、「消えて見えなくなる油」といわれ、皮膚への浸透力が非常に高く、乾燥した肌にもすばやく角質層の隅々まで浸透して保湿効果を発揮します。肌荒れを予防したいときにもおすすめのオイルです。
また、「若さの脂肪酸」といわれる「パルミトレイン酸」も豊富に含まれているのが特徴です。


 

アボカドオイル(成分名:アボカド油)

角質層への浸透力が高く、肌をふっくら柔らかくする作用に優れているのが特徴です。
主成分はオレイン酸。一価不飽和脂肪酸と言って、酸化しにくい脂肪酸の一種です。他にもパルミチン酸やステアリン酸など、酸化しにくい脂肪酸が多く含まれます。美容に嬉しいビタミンEも豊富です。

ブースター化粧品・オイルの選び方とは

 

単に「化粧水を角質層の隅々まで届ける」だけでなく、それぞれ配合している美容成分によって、肌へのアプローチ効果はさまざま。

乾燥肌や混合肌、オイリー肌、敏感肌などの肌タイプ別に、自分の肌に適したものを選ぶのはもちろん、角質ケアや美白、エイジングケア*など、なりたい肌印象に合わせたプラスαの美容効果で選ぶのもひとつの手です。

配合成分や製品特徴をよくチェックして、自分にぴったりなブースターを選びましょう!

* 年齢に応じたお手入れ

ブースターオイルの正しい使い方

 

 

洗顔後すぐ、化粧水の前に

ブースターオイルは、洗顔後すぐ、化粧水の前に使用します。

水気を清潔なタオルでやさしく吸い取ったら、時間を空けずにすぐ塗るようにしましょう。

 

量は2~3滴

つける量は多すぎても少なすぎても、せっかくのブースター効果が半減してしまいます。

オイルの種類や肌の乾燥具合によって変わりますが、量は2~3滴が目安。 その日の肌状態で、少なく感じたら少しずつ足していきましょう。

 

手のひら全体を使って塗る

ブースターオイルを一度手のひらにしっかりなじませてから、やさしく顔全体に塗り込み、最後にハンドプレスをします。

 

通常のスキンケアを

ブースターオイルが肌にしっとりとなじんだのを確認してから、通常のスキンケアを行いましょう。

 

チャントアチャームのおすすめブースターオイル

チャントアチャームの「モイスト ブースターオイル」は、肌表面を柔らかくなめらかにほぐすオイル層と、角質層をみずみずしいうるおいで満たすエッセンス層からなる2層式。 この2層を使う直前で振って混ぜ合わせて使用する、界面活性剤不使用のブースターオイルです。

皮脂によく似た組成の植物オイルを使用しているため、ベタつかずサラッと肌になじみ、化粧水のうるおいを引き込みやすい*状態に整えます。

乾燥肌の方はもちろん、肌の水分不足による混合肌やオイリー肌に悩む方、肌がゆらぎがちな敏感肌の方にもおすすめ!

オイルなのにさっぱりとした軽やかさが心地よく、オイル美容初心者さんやベタつきが苦手な方にもおすすめの使い心地です。

* 角質層まで

ブライトタッチ リキッド

チャントアチャーム

モイスト ブースターオイル

40mL ¥3,520

税込

「植物性セラミド*1」と「バオバブオイル*2」を配合した、うるおい引き込む*3導入美容液。
ベタつくことなくすばやく角質層の隅々まで浸透し、次に使う化粧水の浸透*3をアップします。
化粧水のあとの美容オイルや、髪やボディの保湿にもお使いいただけます。
 

*1 コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿/肌荒れ防止)
*2 バオバブ種子油(保湿/柔軟)
*3 角質層まで

まとめ

 

肌の状態は季節や環境などによって変化します。その変化に合わせて、自分の肌の状態をよく観察しながらお手入れの方法も変えていくことが大切です。

「化粧水がなじみにくいな…」
「いつものスキンケアではうるおいが足りない気がする…」
と感じたら、毎日のスキンケアに「ブースターオイル」をプラスしてみてください。

きっと、 “ 肌がうるおいに満ちる感覚 ” を味わっていただけるはずです。

 

 

監修者

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

みずの

食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。