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古来から、そして国境を越える自然と人との調和

更新日:2008.07.31
茅野輪くぐり

先日、近所にある氏神神社の「茅野輪(ちのわ)くぐり」という神事に参加しました。みなさんは「茅野輪くぐり」ってご存知ですか?私はそれまで知らなかったので興味津々、平日の5時からということもあり仕事を早々に切り上げお祭り気分で向かったのですが、初詣以外にこんな多くの人が集まるなんて!平日の夕方とは思えないくらい境内には老若男女、外国人の方々が溢れかえっていてビックリしました。
鳥居の前には茅(ちがや・イネ科の多年草)で作られたとても大きな輪が飾られています。そこをくぐる前にすすきのような祓芦(はらえよし)をいただき、2、3本を持って三度、茅野輪をくぐって参拝することで、疫病・夏病(夏バテ)をせず無事にひと夏を過ごせるという日本古来からのこの神事に、みんな順番を待って一人ずつ輪をくぐり、真剣な表情だったり笑顔だったりで祈っていました。もちろん私も説明書きを参考にしながらパンパン!と健康祈願をしてきました。

由来としては、備後国風土記に出てくる「蘇民将来伝説」 が元になっているといわれています。
茅は、イネのように一年ごとに枯死をせず、多年にわたって生育し、冬期に地上部が枯れても春になるとその根茎から芽を出すことから古代の人々はその強い生命力を仰ぎ、その穂の部分を強壮薬として用いたり、身につけたりしていたそうです。特に昔、疫病がとても多く、災害なども多かった夏に、茅のもつ生命力を自分たちのからだに戴こう、夏の日差しで命が枯れそうな状態からも無事ぬけ出せるようにと祈願をされていたそうです。それが今日になってもずっと守り継がれているんだなあと思い、私たち日本人が古来から持っている、自然の力に対する畏敬の念に感動してしまいました。また、国境を越え、シュタイナーが提唱した自然界に存在するものこそ、人のからだに取り入れたときに最も調和するという思想とも繋がっているような気がしてとても嬉しくなってしまいました。

早いものでもう8月、夏本番でみなさんは体調を崩されたりしていませんか?日も長く、イベントも盛りだくさんで活気づく楽しい季節ではありますが、自分自身で思っているよりからだは疲労していることが多いですので、くれぐれも夏バテにならないようご自愛くださいね。よい夏をお過ごしになられますように。

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